中継やロケ現場などで映像と音声をモニターできる小型・軽量な液晶ビデオチェッカー
中継やロケ現場などで映像と音声をモニターできる小型・軽量な液晶ビデオチェッカーです。
内蔵の信号発生機を使用して本体のみで映像と音声の確認ができます。
本体の電源はバッテリーホルダーを使用して単3形ニッケル水素電池による運用が可能です。
※アルカリ乾電池の使用は推奨しておりません。緊急時等で止むを得ずアルカリ乾電池を使用の際は発熱が大きいため、
LOW BATTERYランプが点灯した時点で必ず電源を落としてください。
【主な特長】
■入出力映像信号は12G-SDI(2160p/50/59.94/60)、3G-SDI(1080p/50/59.94/60Level-A/B)、HD-SDI(1080i/50/59.94/60、1080psF/23.98/24、720p/50/59.94/60)、SD-SDI(525i/59.94,625i/50)に対応
■入出力音声信号はエンベデッドオーディオ(48kHz同期)、AES/EBUデジタルオーディオ(48kHz)、アナログモノラルオーディオに対応
■出力映像は100%・75%フルフィールドカラーバー、マルチフォーマットカラーバー(12G/3G/HD-SDI)、SMPTEカラーバー(SD-SDI)、ステアー、ランプ、クロスハッチ、フラットフィールド、チェックフィールド(12G、3G Level-B除く)の発生とスクロールが可能
■出力映像にサークルやキャラクター文字を合成可能
■トーンを発生可能(1k/800/750/600/500/400/300/250/200/150/100/50Hz、-16~-80dBFS[エンベデッド,AES/EBU]、+4~-60dBm[アナログ])
■外部基準信号の入出力はBBSと3値SYNCに対応
■モニター画面に入力音声のオーディオレベルメーターをオーバーレイ表示
■エラー監視機能でエラー表示およびエラーログをパソコンのターミナルエミュレータに表示 ※1
■入力映像の放送局間制御信号(ARIB STD-B39)表示と出力映像へ放送局間制御信号(カレント映像モード,カレント音声モード,トリガ信号Q1)の発生(1080p/59.94 Level-A,1080i/59.94,525i/59.94)
■モニター画面に入力したタイムコードを表示(LTC,ATC_LTC,ATC_VITCから選択)
■SDI入力のATC_LTC/ATC_VITC1タイムコードをLTCへ変換してアナログオーディオへ出力 ※2
■LTCやSDI入力のATC_LTC/ATC_VITCタイムコードをリジェネしてLTC、ATC_LTC、ATC_VITCを出力 ※3
■入力映像のデータ・ダンプ表示および簡易波形表示
■入力映像と外部基準信号入力/出力との位相差を表示
■SDI入力の映像とエンベデッドオーディオの時間差を測定
■音声チャンネル確認用パターンを出力可能
※1 オプションVC-203G-02:VC-203G RS-232Cケーブル(ケーブル長1m)もしくは同等のケーブルが必要です。12G-SDIのエラー監視は選択されたサブイメージのBLACK、FREEZE、MUTEになります。
※2 エラー検出やエラー訂正をしていません。また入力映像信号にLTCコードワードビット0の位相が合いません。
※3 リジェネしてタイムコードを出力する場合、タイムコード入力(LTC,ATC_LTC,ATC_VITC)は外部基準信号入力(出力)に同期している必要があります。また外部基準信号 720/60/59.94/50に対応していません。
※4 12G-SDI入出力信号について。入力信号のモニターはサブイメージ1~4から選択された1系統になります。出力信号は1系統のサブイメージのコピーになります。
HDRには対応しておりません。
モニターでシステムの異常を確認できます
ロケ先等、外出先でもすぐに確認できて便利!
入力映像信号(SDI IN)と外部基準信号入力(REF IN)の位相差を数値とバーメーターで表示します。
指定した座標を先頭にして入力映像信号(SDI IN)を16進表示します。
指定したラインの入力映像信号(SDI IN)を波形表示します。
タイムコードの取得先を、LTC、ANC_LTC、ANC_VITCから選択できます。
入力映像信号(SDI IN)のペイロードIDを表示します。
※ 2160p/60/59.94/50,1080p/60/
59.94/50 Level-A,1080p/60/59.94/50 Level-Bのみ。
各種テストパターンを選択表示できます
入力信号のエラーをお知らせ
入力信号にエラーがあった場合、ALARMランプが点灯してお知らせします。
システム例
ブロック図