SONY MDR-MV1 モニターヘッドホン
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立体音響音源をヘッドホンで再生する際には、音源に付与されている、空間で発生する反射音の情報を、頭部伝達関数を考慮して信号処理を行うことにより、仮想的に立体音場を再現します。
ハウジングを音響的に塞がない背面開放型音響構造を採用することにより、ヘッドホン内部の反射音を低減し、より正確な音場再現を可能としました。また、ドライバーユニットの前面と背面の通気を最適にコントロールするために、音響レジスターを可能な限り大面積で使用し、空間共鳴を排除。色付けの少ない自然で充実した低音域再生を実現しています。
360 Reality Audioは、全方位に広がる音に包まれるような新たな音楽体験です。ソニーの個人最適化対応の認定モデルでは「Headphones Connect」アプリであなたの耳の形やヘッドホンの特性に最適化することで、よりリアルな臨場感をお楽しみいただけます。
背面開放型音響構造では、ドライバーユニットそのものの音質が重要となります。音質の核となる振動板は、充分な量感で低音域を再生するための柔らかさと、歪みがなく超高音域を再生するために形状を保持する硬さとを兼ね備える必要があります。コンピュータによるシミュレーションと複数回にわたる試作を通じて、超広帯域再生を実現することができる専用の振動板形状を導き出しました。
ドライバーユニット背面に直結したダクトを備えるダクト構造により、振動板の動作を最適化。背面開放型音響構造では調整が難しい低域の過渡特性を改善し、充分な量感の低音域再生と中音域との分離感を両立し、リズムを正確に再現します。
長時間耳に触れるイヤーパッドには、肌触りが良いスエード調人工皮革を採用し、十分な厚みのある低反撥ウレタンフォームを使用することで、快適な装着感を実現しています。
音楽制作の現場では、ヘッドホンの継続使用が6時間を超えることもあります。長時間の作業による負荷を減らすために、ヘッドホン本体の軽量化にも最大限努めました。これまでの数々のヘッドホン開発で得られた知見を活かし、細部にわたり軽量化を行っています。
ケーブルは交換の容易な着脱式とし、確実な接続ができるねじ式のロックリングによる固定構造を採用しています。イヤーパッドはユーザーご自身での交換が可能です。(*)
* 交換用のイヤーパッドはサービスパーツでのお取り扱いとなります
ケーブルプラグは、制作現場で広く使われるφ6.3mmステレオ標準プラグを採用。付属のプラグアダプターを使用することで、φ3.5mmステレオミニジャックを備えたPCやスマートフォン、Walkman(R)等との接続も可能です。
ポータブル機器等、リスナー環境での試聴にもお使い頂けます。
型式 | オープンバックダイナミック | |
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ドライバーユニット | 40 mm | |
最大入力 | 1500 mW (IEC) *1 | |
インピーダンス | 24 Ω(1kHzにて) | |
感度 | 100 dB/mW | |
再生周波数帯域 | 5 Hz - 80,000 Hz(IEC) *1 | |
質量 (g) | 約 223 g(ケーブル含まず) |