3DCG・ゲームなどの動画や、映画・放送コンテンツの制作に適したHDR対応の映像制作市場向けモデル
HDR映像を正しく映し出す優れた表示性能
放送向けのHDR「Hybrid Log Gamma(ハイブリッドログガンマ)方式」と、配信・映画制作向けのHDR「PQ方式」、両方のガンマ(EOTF)に対応した表示ができます。また、専用ソフトウェアColorNavigator 7を使用することで、任意のカメラLogを設定可能。モニター単体でカメラLogの映像を確認できるため、撮影現場での運用に有効です。
DCI-P3、BT.2020を含む映像制作をサポートするカラーモードを搭載
デジタルシネマ規格である「DCI-P3」や、4K/8K放送の色基準となる「BT.2020」など、国際規格で定められた色域とガンマを再現する豊富な映像制作向けカラーモードを標準搭載しています。カラーモードはモニター本体の前面ボタンから簡単に切替えて使用でき、ユーザーはプロジェクトの色基準に合わせて手間なく色管理を行えます。
4K・8Kコンテンツ制作に
27型の広い制作スペースに、フルHDの4倍にあたる4K UHD高解像度(3840×2160)を表示できます。4Kコンテンツを等倍で確認したり、フルHDコンテンツを等倍で複数表示しながら動画編集できます。
デジタルシネマ規格である「DCI-P3」で定められた色域を91%カバーし、4K/8K放送の色基準となるBT.2020色域にも対応する広色域表示を実現。また、Adobe RGBも99%カバーしており、sRGB相当の一般的なモニターでは再現しきれない鮮やかな青空や新緑の色を忠実に再現できます。
ノートPCとケーブル1本ですっきり接続
入力端子に60W給電に対応したUSB Type-Cを搭載。Apple iMacや MacBook Pro等とモニター付属のUSB Type-Cケーブル1本で簡単に接続でき、MacBook ProなどのノートPCに、USB Type-Cケーブル1本で給電まで行えます。
外出時に持ち歩くノートPCをオフィスや自宅でさっと接続でき、広い作業スペースと正しい色確認環境を提供します。ノートPCの電源アダプタが不要なため、デスク周りの煩雑なケーブル配線をすっきりさせます。
ハードウェア・キャリブレーションを行う無償の専用ソフトウェア「ColorNavigator 7」に対応。キャリブレーションセンサー(別売)と合わせて使用することで、目的に合わせた表示に調整できます。キャリブレーションは、わずか1分半※で完了。短時間なのに高精度な表示調整を行います。
※ MacBook Pro、EX4センサーを使用したメーカー実測値
ColorNavigator 7では、プリセットのカラーモードを定期的に再調整して常に正確な色表示を維持したり、輝度・白色点・ガンマ(EOTF)・色域などの調整目標を設定してキャリブレーションができます。
クリエイターを支える究極の表現力
工場で1台ごとにRGB各色すべての階調を調整しています。理想のガンマ値になるよう、最も適した値を16-bit LUTを使って選択し、表示階調に再割り当て。これにより、モニターごとにばらつきのない、正確で滑らかなグラデーション表示を実現します。
10-bit / 12-bit入力対応により、一般的なモニターの8-bit入力(約1677万色)に比べ、さらに豊かな約10億色以上の中から最適な色を選択して表示します。さらに、10-bit表示に対応し、鮮やかな色彩と滑らかな階調をより高い精度で再現できます。
※10-bit表示には10-bit出力に対応したグラフィックスボードとソフトウェアが必要です。また、HDMI接続での10-bit表示には、Deep Color対応機器が必要です。
使いやすさへのこだわり
抜差ししやすいモニター側面部にUSBポートを2つ搭載しています。PC側にUSBポートの空き口がない場合でも、モニター経由でマウス・キーボード・タブレットなどを快適に接続できます。また、USB Type-C、DisplayPort、HDMIすべてのケーブルを標準同梱しています。
見る角度による白浮きや色変化が少ないIPSパネルを搭載。複数人で1つの画面を見る場合でも同じ色イメージを共有できます。また、映り込みが目立ちにくいアンチグレア仕様で、表示のちらつきが気になりにくいLEDバックライト調光方式を採用することで疲れ目を軽減します。