企業の発信活動をサポートするコンパクトなAVミキサー
より魅力的なプレゼンテーションをもっと効率的に
豊富な映像入出力や合成機能により、カンファレンスやセミナーなどビジネス用途の映像・配信制作にプロの制作品質を提供。
複数のカメラとPCをHDMI経由で接続し、多彩な映像演出を1台で制作可能です。
また、PTZカメラを組み合わせれば、ボタンを押すだけでカメラの角度を変更可能。
これらのHDMI入力に加え、静止画、動画などを瞬時に切り替え可能。
また、オンラインとリアル会場のそれぞれに合わせた画面構成を個別に設定、操作することができます。
■多様なデバイスに対応する6系統のHDMI入力一般的なAV機器で使われるHDMI6系統の映像入力を搭載。
放送や映画のフレーム・レートや色空間とシームレスに組み合わせ、6系統の豊富な入力をもとに映像演出の幅を拡げます。
またEDIDおよびHDCPをサポートする内蔵スケーラーにより、PCやタブレット、スマートフォン、ゲーム機などの多様な解像度、縦横比を持つ機器との接続に幅広く対応します。
■静止画と動画コンテンツの再生機能イベントやライブ配信をより盛り上げるため、静止画と動画コンテンツの再生機能を搭載。登壇者の交代や休憩時のお知らせなど様々な場面で静止画、動画コンテンツを表示。
本体内のビデオ・プレーヤーを使うことで、別途外部再生機器を用意する必要はなく、SDXCカードから直接動画コンテンツを再生できます。
■最大5レイヤーの映像合成と多彩な映像エフェクト最大5 レイヤーまで対応した映像合成が可能。
最大2 つのPinP&KEY(ピクチャーインピクチャー&キー)と、アルファ・チャンネルやエクスターナル・キーに対応するDSK(ダウンストリーム・キー)を使い、クライアントの多様なニーズにも柔軟に対応します。
レイヤー 1-2 :背景となる2つの映像入力
レイヤー 3-4 :PinP もしくはクロマ・キー、ルミナンス・キー
を2 つ配置
レイヤー 5 : フィル・キーを入力したDSK を追加
自由に割り当て可能な出力系統映像・音声の出力を自由に割り当てられる5つの出力系統(HDMIx3系統、USB-Cx1系統、LANx1系統)を備え、出力先に応じた画面設定が可能。
例えばPROGRAM OUT はライブ配信用に、SUB PROGRAM OUTは会場送り出し用に、登壇者確認用にはAUXに出力し、確認用マルチビューや配信モニタリング、そしてSDXCカード記録用とすべての出力をVR-6HD一台で管理できます。
プロフェッショナル品質のデジタル・オーディオ・ミキサー
内蔵された28チャンネル・デジタル・オーディオ・ミキサーは、これまでローランドで培われたオーディオ・ミキシング機能を踏襲し、高品質なミキシングを実現。
すべてのチャンネルでEQとダイナミクス処理はもちろん、会議やインタビューなどのシーン別やトークを聞き取りやすくするディエッシングなど用途に応じた音声をプリセットで簡単に設定可能。
オーディオの同期調整やノイズの抑制など、音声の問題を解決し、聞きやすい音作りをサポート。
またオーディオ・プレーヤー機能により、配信中のBGMや効果音などの演出でプレゼンテーションを盛り上げます。
■オーディオ入力とBluetooth機能音声入力は、6系統のXLR/TRSコンボジャック端子は高品質なマイク・プリアンプ と48Vファンタム電源対応により、幅広い業務用のアナログ機器と接続が可能。
RCAピン端子(ステレオ)は、オーディオ・プレーヤーや電子楽器などライン・レベルの幅広い機器に対応。
さらにHDMIとUSB入力からのエンベデッド・オーディオのミキシングが可能です。
またBluetooth接続したモバイル機器からオーディオをライブ配信に使うこともできます。
■先進的なオーディオ・ミキシング機能本体の7 個のフェーダーは入力 チャンネルの割り当てが可能なので、音の調整を直感的に操作できます。
ミキシング機能を使うことでオペレーターの負荷を軽減し、各マイクの音声レベルのバランスを調整。
また特定のマイク入力に話し始めた声を優先する設定により、他のマイクのオーディオ・レベルを必要に応じて自動的に下げることもできます。
■ハイブリッドイベントのための自由な音のルーティング2系統のオーディオのAUXバスにより、用途に応じた個別のミックスを設定できます。
例えば、演者のモニター用と、リアル会場で出力する音声とは異なるミックスをライブ配信に送出できます。
自由に組めるルーティングにより、メインバスとAUXバスを2系統のXLR出力、RCAステレオ出力、USBもしくは配信/録画用の出力に、またはHDMI出力に自由に割り当てが可能です。
■聴きやすい音作り
内蔵されたデジタル・オーディオ・ミキサーには、これまでのRolandのオーディオ処理技術やエフェクトを搭載。
4バンドEQとダイナミクスの処理はすべての入出力に対応。高品質なリバーブはトークや音楽ライブなどのシーンで活用できます。
また、ハウリングを防ぐアンチ・フィードバックや、バックグラウンド・ノイズとハム・ノイズを抑えるアダプティブ・ノイズ・リダクションなど、音声の問題を解決し、洗練された音作りをサポートします。
■オーディオ・プレーヤー
搭載のオーディオ・プレーヤーを使えば、あらかじめパッドに登録した音源を押すだけですぐに再生可能。
6つのパッドに登録した効果音で、イベントのアナウンス、eスポーツのカウントダウン、またはプレゼンテーションのBGMを再生し、イベントやライブ配信を盛り上げます。
LAN/USBを使ったストリーミングと録画機能
主要な配信プラットフォームにスムーズに配信するための機能を搭載。
LANからのストリーミングに加え、USB経由でPCへのストリーミングにも対応。
アダプティブ・ビットレート機能により、安定した配信を視聴者に提供できます。
また配信と同時にSDXCカードへの録画もできるので、ライブ配信だけでなく、アーカイブや収録したコンテンツの配布にも活用できます。
■PCレスでライブ配信を運用できるLAN経由でのストリーミング本体にLAN端子を備え、PCを介さずに、Twitch、Facebook、その他のプラットフォームに直接ライブ配信を送出。
アダプティブ・ビットレート機能は、ネットワークの接続状況をバックグラウンドで常時監視し、出力されるストリーミング・データを自動的に調整して、ライブ配信の中断を低減します。
また映像と音声のバッファを設定できるセーフティー・ディレイ機能を使えば、最大60秒間のバッファ時間を設定可能。
この時間中にアクシデントが発生した場合、1つのボタンで静止画へ切り替えと音声のミュートを操作できるので、不適切なコンテンツが配信されることを防ぎます。
■2ストリームを出力できるエンコーダー内蔵のエンコーダーは、2つの異なるチャンネルにライブ配信することで、より多くの視聴者へアプローチ。
さらに4Gまたは5G対応のスマートフォンをUSBで接続することで、配信のメイン回線、または冗長化回線として使用できます。
■最大60 FPSのUSBによるストリーミングフルHD品質でUSB-C接続したPCに出力され、Zoom、Microsoft Teamsなど主要な配信プラットフォームから発信。
配信用PCからはドライバーは不要でWebカメラと同等の機器として認識します。
* UVC(USB Video Class) および UAC(USB Audio Class) に準拠しています。
**YUY2 (非圧縮) およびMotion JPEG (圧縮)フォーマットをサポートしています。
■SDXCカードへの録画機能MP4(H.264)形式でSDXCカードに録画ができ、クライアントの要望に応じて録画したファイルの編集や配布などにも対応。
また、ポッドキャスト用や音声コンテンツ用としてWAV形式のステレオ録音も可能。
任意の映像入出力から本体内にキャプチャーした静止画をSDXCカードに書き出すことも可能です。
*記録時のビットレートはライブストリームエンコードビットレートと同じです。
円滑に運用するための操作性
必要な機能がすぐに操作できるパネル設計と直感的なワークフローにより、映像や配信制作の専門知識がなくとも、安心して運用できます。
フェーダーやつまみなどの物理的なインターフェースで、基本的な機能にすぐにアクセスでき、より詳細な設定は4.3型のタッチスクリーンでスムーズに操作可能。
シーン・メモリー、マクロ、シーケンサー機能は煩雑な画面構成や操作を簡略化し、セミナーやライブ配信の進行を円滑に進めることができます。
■すぐに呼び出しできるシーン・メモリー、マクロイベントやライブ配信を円滑に進行できるよう、画面構成や操作設定をあらかじめ登録したシーン・メモリーやマクロを本体のボタンですぐに呼び出すことができます。
PinPの子画面の位置やサイズ、タイトル合成のON/OFFなどの画面構成の設定を最大32個までシーン・メモリーに登録可能。
イベントやライブ配信の進行に応じてシームレスに切り替え、呼び出しができます。
映像切り替えやDSKのON/OFF、PTZカメラの動作、オーディオ・ミキシングなど一連の操作を1個のマクロに10個まで構築記録、実行することができます。
最大100個のマクロを登録できます。
■操作を簡略化するシーケンサー機能搭載されたシーケンサー機能は、シーン・メモリーとマクロを組み合わせ、演出の進行に沿った画面構成や演出を簡単に実行できます。
シーケンサーには最大1000個のステップを登録でき、各ステップにはシーン・メモリーとマクロの両方を組み込むことができます。
シーケンスを事前に設定し、きっかけに合わせてNEXTボタンを押すことで運用のオートメーション化を実現します。
■オート・スイッチングとオート・ミキシングマイクを使った登壇者が多い場合、登壇者の発声に追従し、音声をきっかけに映像を切り替えるなど搭載されたオート・スイッチングとオート・ミキシング機能により、このようなワークフローを簡単に運用できるようになります。
汎用性の高いPTZカメラ制御機能
LAN経由で接続されたCanon、JVC、Panasonic、Sony、PTZOptics、AvonicおよびVISCA互換の一部のPTZカメラを最大6台まで制御できます。
また複数のPTZを接続する場合、異なるメーカーのPTZカメラやプロトコルを混在させても制御が可能なので、既存の設備に最新のPTZカメラを増設するようなスタジオ構築でも、専用の制御システムを用意する必要はありません。
■外部制御による高い拡張性専用のリモート・アプリケーションやさまざまな外部制御機器により、操作性を拡張します。
・グラフィカルな画面で直感的にタッチ操作可能なiPad専用リモート・コントロール・アプリケーション VR-6HD Remote*
・macOS/Windowsに対応したリモート・コントロール・ソフトウェア VR-6HD RCS*
・フット・コントローラーを接続し、100以上の操作コマンドを足元で実行可能
・HDMI経由で接続した対応する外部機器のRECコントロール/RECステータスを管理
・スマートタリーまたは本体背面のタリー端子を使ったタリー制御が可能
・RS-232、Tally/GPIO、D-sub端子など従来のシステム構築にも対応
*2023年冬頃に対応予定